DQ10をプレイしてる方にはおなじみ「コイン」というものがあります。
ドラゴンガイアのようにDQ10オリジナルボスの場合もありますが、これまでのDQシリーズに登場したボスたちと戦えるようになるコインがあるのです。
そのコインの中に、しばらく前「幻界の四諸侯」というものが追加されました。
これを使うとDQ6登場のボス、デュラン・グラコス・ジャミラス・アクバーの四体と同時に戦うことができます。
DQ6好きにはたまらないサービスですが、同時にこの組み合わせ、あれっと疑問に思う人も多いはずです。なぜなら、6本編でオープニングから登場しているムドーがおらず、ストーリー後半登場で存在が忘却の彼方な人も多そうな(失礼…でも実際、私の周囲でも忘れてる人が複数いました…)アクバーが代わりに入っているからです。
なぜこういった組み合わせ方になったのか?
ひょっとして、10のストーリーや世界観上、ムドーは出せない理由があったのではないか?
そういった疑問に端を発した考察です。
ラミアスの剣などの武具名がアナグラムになっているならば、ボス名もそうかもしれない。
そう思っていろいろ試行錯誤した結果。
ムドーを除く魔王たち、ジャミラス・グラコス・デュラン・アクバー・デスタムーア。
これを英字で書いたものをDULAN/JAMIRUS/GLACOS/AKBUR/DESTAMUOR…と仮定します。攻略本などにはおそらくカタカナしか載ってなかったと思うんですが…どこかに正確な綴りがあったらすみません。
これを混ぜて組み替えると、LAURESIA/SUMALTRIA/MOONBURG…という、DQ2をプレイした人ならよく知る地名が出てきます。さらに、それ以外の文字を組み合わせれば、JUDAS(ジューダス/ユダ:キリスト教における裏切り者、背信者の代名詞)、DOCK(格納庫、ドック、切られた尾などの意)。
最後に、IOが残ります。
このイオ、シリーズおなじみ爆発呪文の名ですが、ギリシア神話にも「イオ(イーオー)」という女性がおり、小惑星や木星の衛星の名前にもなっています。イオはゼウスに愛された女性で、木星の英名はローマ神話の天空神ユーピテル(ゼウスと同一視される神)が由来とされます。
そして、6の隠しボスであるダークドレアム。DARK DREAM(悪夢)の読み替えですが、ここからDARMA(ダーマ)を抜いて組み直すとREDK。先ほど残ったIOを付け加えると…REIDOK(レイドック・6主の本来の出身地)になるのです。
伝説の武具名のみならずボスキャラまで…となると、すべて偶然の重なりと考えるには無理がありすぎるように思えます。おそらく、ムドーだけは上のボスたちとは出自が異なっているのでしょう。MOON DRAGON(月の竜)あるいはMOON DREAM(月の夢)のどちらかが由来ではないかと、個人的には推測しているのですが…。
MOON DREAMからMDOO(ムドー)抜き出したらMAREN(マレン、もしくはマーリン、マリーン)。マーリンといえばアーサー王伝説の大魔法使い、そしてマレンもマリーンも、DQ10のNPCにいます。
また、MOON DRAGONからMDO(ムドー)抜き出したとしても、RAGOONN(ラグーン/池、地面にあいた穴)とも読めるため、DQ6の物語を考えるとつながらなくもなさそうです。
余談ながら、最初これJUDAS DOCKじゃなくてJUDAS CROSS CODA(or CODE)かと思って、裏切りの十字架の末路!?なんて訳しちゃったからそれはもう仰け反ったわけです…さすがにそれはない。と、思いたい。DQ2のキャラたちも好きなので!!
とはいえ…裏切りの格納庫だとして、誰が誰を裏切ったのか、裏切ったのはどちらの側なのか?という問題もあります。
可能性としては、
☆世界(ローレシア・サマルトリア・ムーンブルクという国、民衆たち)がロトの勇者たち3人を裏切った →漫画DQモンスターズ+(プラス)に描かれてた話。ありえなくはない。
☆ロトの勇者たち3人が神を裏切った →神といってもDQ世界の場合、キリスト教ベースなわりに多神のギリシア神話や日本神話に近いので、精霊神ルビスを裏切ったわけではなくまた別の神様(場合によっては悪神)かもしれません。
☆神が世界、あるいはロトの勇者たちを裏切った →これも上のと一緒で、「神」といっても唯一絶対のものとは限りません。地上を見守る善神以外の何かの可能性もあります。
☆ロトの勇者たち3人が世界を裏切った →いわゆる闇落ちパターンですが…これだとつまり、6のボスたちは勇者の末裔のなれの果て、ということになってしまうので個人的にはできれば除外しておきたい(公式の裏設定がそれ、という考えを避けたいだけなので、二次創作ネタとしてはどんどんやってください)
こんなところでしょうか。
あともうひとつ私が考えているのは、「ロトの勇者という強い光」の生み出した『影』が裏切り者という可能性…強い光は影という闇、影法師をつくりだします。DQ3のラスト、大魔王ゾーマの言った「光あるところ闇もまたある」はDQ1、DQ2の戦いをさしてるのは明白ですが、そこからさらに発展させて、ロト編から天空編にもつながるようにつくられたのがDQ6の物語なのかもしれない…と。
この光と影の話については、また別の場所で語ってみたいと思います。
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DQ10では見た目6主の「ソール」というキャラをメインにまったりプレイ中。
DQ10発売とほぼ同時期にサイト関連のファイルやメール合切の入ったPCが故障してしまい、ついったで細々呟いたりごくたまーにイベント参加するだけになった経緯があります。
ついったアカウントはこちら→ https://twitter.com/yusorak