忍者ブログ
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[51]  [50]  [49]  [48]  [47]  [46]  [45]  [44]  [43
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

DQ10のストーリーなどから推測した部分が多いためDQ10にカテゴリ分けしましたが、シリーズ全体とも絡む考察です。DQ10の夢現編ネタバレを含みます。



おおまかにいうと、次のような前提をもった上で話します。

●DQナンバリングでの時系列は9を創世神話とし、3→1→2→7→6→4→5で、基本的には「地球」という同一舞台でえがかれた世界である(8だけは暫定で3と同一時期の派生世界と推測してますが、あくまで暫定なので今プレイし直したらまた考えが変わる可能性が高いです)

●ロト編のアレフガルドは2→7の過程で3の勇者が元いた世界と融合している。そのため6では海底にルビスが存在しており、ゾーマや竜王のいた居城がムドーの島と化した。

●アストルティアができたのはDQ5よりも未来だが、地球がたどってきた歴史を再構成して月世界(精神世界)を舞台につくられた「夢」であるために、未来のことであると同時に過去のことでもあるし、月の上にもかかわらず月がもうひとつあって視認できそこにも行けるという、メビウスの輪と化したねじれたややこしい話になった。

●アストルティアをつくった創世の女神ルティアナは「月」の化身であり、DQ9の女神セレシア=世界樹と、天使ラヴィエル=”アモール”(縁を結ぶ天使、キューピッドの別名)が融合した神である(おそらくは世界樹の幼体から生まれ変わった妖精であり、サンドネラの魂と融合したであろうサンディの記憶も、「世界樹」という共通要素から混在している) また、世界樹は地球という星がきざんできた歴史=時間軸そのものでもある。

●人間たちをつくった神グランゼニス(のちにグレイナル・バルボロス・アギロゴスという三位一体の竜に分かれた)は「太陽」の化身。太陽は恒星であるために、長い歴史の果てに星としての死、ブラックホール化を迎えるさだめにある。太陽=竜の完全な死は、地球そのものの滅びでもある。その滅びを回避するために、MPリンク/HPリンクの拡大版ともいえる技術で、太陽と地球と月は現在一体化している状態。

●この一体化の過程で、光の竜神という力の根源(心臓部)が闇に染まり失われてしまった。その心臓を失った星=神そのもの=途方もなく巨大な”ヒト”を、星に生きる意思もつ者たち=ひとつひとつは小さな光の粒子が血肉の代わりとなって鼓動(heartbeat)という音楽をきざむことで大きな光をつくり生き長らえさせているのがアストルティア。

●太陽と月の時間軸が融合し、滅びに向かう時の流れを自らの水晶化で食い止めているのがスレア海岸の大樹=世界樹である。ただし、時を止める=変化の拒絶は究極的には死と同じ性質のためつきつめきるわけにいかず、「永遠」にはできないので守護のほころびとなってしまう。そのためここから破壊と殺戮の神であるダークドレアムが侵入をはたそうとしていた。

●人間になった9主が勇者のルーツ、人間化の際に失われた「天使の羽根」がラーミアになった。ラーミアはのちに伝説の武具(天空装備)に形を変えた。10主は勇者ではなく、ラーミア側の魂の系譜であるが、本質的なところでは同一だったとも言える。10主のきょうだいは、このとき失われた「天使の輪」(知識や錬金術…賢者に属するもの)の系譜にあった。

というわけで、以下から本題。毎度前提なげーよって話ですねすみません。

もともと呪文はグランゼニス=太陽の光の力を源泉にするものと、セレシア=月の光の力を源泉にするものとがあったのではないかと思います。現実での太陽暦/太陰暦という言葉でもわかる通り、陰陽の分類からいくと太陽そのものは光、月そのものは闇に分類されます。

ですが、月光はよく知られているように星自身が熱を放ち光ってるわけではなく、太陽の光が反射したものです。つまり、「光」としては本質的に同じものというわけです。同質にして正逆、という言葉がオーフェンに出てくるのですがまさにそれかと。ちなみに変化の拒絶が死と同質うんぬんって上記の前提もオーフェンに出てきた話題です。

そして、この陰陽を結びつけて呪文という形にしたのが「火」で「火星」(マーズ/戦いの神=ダーマ神)だったのではないでしょうか。火と太陽は熱という共通の特徴による親和性があったので、ここから火と光の性質をあわせたギラ系呪文が生まれた。DQのコミカライズなどではギラは閃熱呪文という漢字だったはずなので、火と光による魔法という推測です。もともとギラは雷系の呪文でもありましたが、雷も火(熱)と光でできてるので矛盾はないかと。また「火」と「月」も、セレシアが世界樹という木になっていたために「木」を燃やして「火」にするという親和性が生じた…と考えます。

で…神の力による解呪は、人間たちが元々持っている『魔』の力=魔力を媒介にして広がる呪いという闇を、光によって浄化するか、聖なる炎の熱によって消し去るか、どちらかに分かれるのだと思います。DQ3の場合は火による解呪がシャナク、光による解呪がのろいをとくという教会の選択肢ですね。後者は徳をつんで神という光に精神が近づいたものでないとできない。

10の夢現編でアサなんとかさんが、シャナクを使うには大きな魔力が必要というようなことを言っていましたが、アストルティア世界は月につくられた世界で、火星=本来のダーマ神の力は休眠状態にあり水星が代わりにその役を果たしている(ここの根拠を詳しく説明すると長いんで省きます…そのうちまたまとめます)ので、月の「光」による解呪はできても本来の太陽ほど光は強くなく、火による解呪もそのままでは絶対的な熱量不足になってしまいます。 ※くりかえしますがあくまで独自解釈による推測です。

そのため、大きな魔力供給という火を燃やすための燃料が必要になり、それがあのシャナクを封じていた書物に込められた魔力であり、夢現5話でドワーフのお宝探し屋とともに手に入れた宝石だったわけです。

こういった考え方をした場合、10でギラ系がないのも同じ理由づけができます。火と光、両方の強い力がそろわないと使えない呪文なので、アストルティアでは今のままでは発動させることができません。3.0でギラ系が復活するのは、火と光の源と推測される竜族の登場と無関係ではないでしょう。9の場合は3より前の時代なので、まだそもそもギラ系が生み出されていなかったということかもしれませんが…。

また、これらの仮定の上に立つと、シャナクを封じた遺跡にあった石碑のおおげさな文にも説明がついてきそうです。世界が砕けようが何だろうがけして闇の手の者に渡すな、みたいな内容。熱で呪いを打ち消せるということは、逆にそのエネルギーを闇の炎に変換してすべてを焼き尽くし不毛の星にすることさえ可能、そういうことじゃないかな…と。あとは呪い(というか時間に干渉するという、それに近い力)でアストルティアを今の形に保っているので、それを崩せば完全に世界は無に帰してしまい復活できなくなる、という面もあるかもしれません。
PR
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
華果 由空(ゆそら)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
DBとDQ(特に6)とクロノトリガーが好きです。
DQ10では見た目6主の「ソール」というキャラをメインにまったりプレイ中。
DQ10発売とほぼ同時期にサイト関連のファイルやメール合切の入ったPCが故障してしまい、ついったで細々呟いたりごくたまーにイベント参加するだけになった経緯があります。
ついったアカウントはこちら→ https://twitter.com/yusorak
ブログ内検索

Copyright (c)空楽天・分室 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by Pearl Box  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]